さて、お知らせであります。
巷では「シン・ゴジラ」が公開されて、話題になっておりますが、それに関連して書籍のご紹介。PHP研究所から出版されました「自衛隊対ゴジラ 怪獣要撃戦」です。
タイトルに気づいた人もおられるかもしれませんが、これは1993年にバンダイ出版から出版された書籍を再構成したものです。その後、銀河出版や角川ザテレビジョン文庫版などでも版を重ね、今回で4度目のご奉公になります。働き者の原稿であります。
ちなみに、この本は東宝映画のプロデューサーさんの目にも止まり、自分が「ゴジラ×メカゴジラ」と「東京SOS」に参加させていただくきっかけにもなりました。思い出深い内容ですので、機会がありましたら、手にとって頂けると幸いであります。
8月8日にポプラ社より「コミック版 世界の伝記(34) マイヤ・プリセツカヤ」 (迎 夏生/漫画 村山久美子/監修)が刊行されます。
20世紀最高とうたわれる闘うバレリーナ!!
モスクワのユダヤ人一家に生まれたマイヤは、バレエ学校に入学する。しかし、父はスターリンの粛清により処刑され、母も収容所に送られてしまい……!?
厳しい環境のなか、バレエを踊るために闘い続けた、偉大なバレリーナの物語。
ロシア・バレエというとアンナ・パヴロワが有名ですが、マイヤもその名声と実力は勝るとも劣りません。マンガなのでとても読みやすく、ソ連の体制やバレエの基本知識などもよくわかる良書です。
ディティールも細かくて、アメリカ公演で搭乗する飛行機がちゃんとTu-104 (Tu-16爆撃機“バジャー”の旅客機型)だったり、ソ連人民芸術家やレーニン賞(レーニン勲章じゃありません)などの勲章類も正確に描かれています。もちろんKGBもちゃんと私服です。
なにしろ監修を担当された村山久美子さんは、ソ連・ロシアの専門家でバレエにも大変お詳しい方。正直、自分が出る幕など(バレエだけに!)無かったのですが、それでもほんのちょっぴりお手伝いさせていただきました。
ソ連の人物が児童書の伝記シリーズに登場する時代になったのだなぁと思うと感慨深いものがあります。
この夏、お子さまに安心してお勧めできる本ですので、是非。
でわでわ~。